ロブスタ種とは？｜コーヒー豆の知識

ロブスタ種とは？

コーヒーの原種は以下の3種があります。

現存するコーヒー豆は、これらのいずれかか、掛け合わせて作られた品種です。

ロブスタ種は、害虫や病気に強い事が特徴的です。

「ロブスタ」という言葉は「強靭」を意味し、とても育てやすいことで有名です。そのため、多くの地域で栽培されています。

1本の木からたくさんのコーヒー豆が収穫可能です。
その為、質より量を重視する時代には重宝されてきました。

現在では、スペシャルティコーヒーの流行により、「量より質」が重視されアラビカ種が覇権を握っています。

ロブスタ種の最大の特徴は、その苦みです。
苦みや渋みが力強く、酸味や甘味は弱いです。

ロブスタ種の原産地はコンゴです。カネフォラ種とも呼ばれます。

現在では世界中に広がり、ベトナムなどの東南アジア圏やブラジルで栽培されています。

ロブスタ種の栽培高度は300～800mと比較的低地で栽培が可能です。

コーヒー栽培に適さない高温多湿な環境でも栽培が可能です。

実は、ロブスタ種はあまり人気がありません。

現在では、スペシャルティコーヒーブームからアラビカ種が脚光を浴びています。

ロブスタ種は、缶コーヒーやインスタントコーヒーに多く利用されています。
日本では多くの場合、人生で最初に飲むコーヒーは、缶コーヒーやインスタントコーヒーではないでしょうか？

「コーヒーの苦さが苦手なんだよなあ・・・」といった方の多くはロブスタ種の強烈な苦みな苦手なのかもしれません。

コーヒー嫌いという方は是非、スペシャルティコーヒーをお試しください。
豊かな香りと甘味、酸味からコーヒー好きになれるかも。