皆さんは、コーヒーを淹れるときどんなドリッパーを使っていますか？もしまだコーノ式ドリッパーを試したことがないのであれば、あなたのコーヒータイムはこれからさらに楽しく、豊かになること間違いなしです。
この記事では、コーノ式ドリッパーの秘密を紐解き、その特徴や他のドリッパーとの違い、そして使いこなすためのコツを詳しくご紹介します。少々の手間を惜しまず、自分だけの最高の一杯を追求する全てのコーヒーラバーに向けて、コーノ式ドリッパーの魔法を解き明かしましょう。どうぞ、この旅路に一緒に出かけてみませんか？
コーノ式ドリッパーは、ドリッパーの種類の一つです。正式には、「名門フィルター」という商品名です。
コーノ式ドリッパーの特徴
“コーノ”とはイタリア語で「円錐」を意味し、ドリッパーの形状を指しています。
また、コーノ式ドリッパーは他のドリッパーと比べリブの長さが特徴です。これにより、ペーパーとドリッパーの間に絶妙な隙間が生まれます。
他のドリッパーとの違い
コーノ式ドリッパーと他のドリッパーとの最大の違いは、抽出スピードをコントロールできる点です。
リブの絶妙な長さと円錐型の形状により、スピーディな抽出からじっくりと時間をかけた抽出まで幅広く対応できます。わかりやすく表現するとプロ仕様のドリッパーといえます。
コーノ式ドリッパーのメリットとデメリット
メリット
コーノ式の最大のメリットは、その独特な形状から抽出スピードをコントロールすることができることです。そのため、しっかりとした濃い味のコーヒーから、さっぱりめの薄めのコーヒーまで幅広く淹れることができます。
また、特殊な形状から雑味を最小限に抑えた風味豊かでクリアなコーヒーに仕上げることができます。
デメリット
コーノ式ドリッパーにもデメリットがあります。他のドリッパーに比べ、ドリップが少し難しいことです。
自分が狙った味を出すためには、少し慣れが必要です。
コーノ式ドリッパーの注意点
熱湯に注意！ドリッパーにヒビが入る
コーノ式ドリッパーを使う際の注意点は、お湯の温度です。水の温度は82～83度が最適とされています。
熱すぎるお湯を使うと、ドリッパーに大きななヒビが入ってしまいます。衝撃を加えると壊れてしまう可能性もあるので要注意ですね。
適温のお湯を使用し続けると細かく小さなヒビが入り、水晶のような美しさが生まれます。皮の財布を使い続けたときのような美しい使用感はコーヒータイムをさらに趣深いものにしてくれます。
コーノ式ドリッパーで美味しいコーヒーを淹れるコツ
ぽたぽたとじっくりと蒸らす
ゆっくりと雫のようにお湯を落としてください。これが最も重要なポイントです。30秒から60秒でコーヒーが落ち始めます。
この工程で、コーヒーの粉全体にお湯が行き渡り、美味しいコーヒーを抽出する準備が完了します。
詳しくは、初心者でも出来るハンドドリップ解説｜美味しいコーヒーの入れ方で解説しています。
飲みたい味に合わせて注ぐスピードを変える
飲みたい味にあわせてお湯をかけるスピードを調整しましょう。ここらへんは、コーヒーの種類や状態にもよって変わるのですが、イメージは以下の感じです。
- さっぱりめに淹れたい場合：少し早めにお湯を回しかける
- コク深く淹れたい場合：お湯を細くゆっくりと回しかける
表面に浮いてくる白い泡は落とさない
お湯を落としていると、ドリッパーの上面に白い泡が発生します。これは、雑味やえぐみといったネガティブンな味わいです。
ドリッパーの中のお湯は最後まで落とさず、白い泡を含んだ少量のお湯は捨てることが重要です。
純正のペーパーを使う
コーノ式のドリッパーは少し特殊な形状をしています。そのため、専用の純正ペーパーを使わないと理想的なドリップができません。
まとめ: コーノ式ドリッパーとは
コーノ式ドリッパーは、その特徴的な形状と淹れ方で、幅広い味わいを実現することができる夢のようなドリッパーです。
しかし、その使い方は少々手間がかかるかもしれません。しかし、その手間こそが、コーノ式ドリッパーの醍醐味であり、自分だけの一杯を追求する楽しみなのです。
まさにプロ仕様のドリッパーを使いこなし、自分だけのコーヒータイムを楽しんでみてください。最高の一杯があなたを待っています。