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インドネシアのコーヒーの特徴|世界一わかりやすいコーヒー解説

マンデリンで有名なインドネシアコーヒー。

実はもっと魅力のあるコーヒー生産国です。

今回は、そんなインドネシアのコーヒーに焦点を当てていきましょう。

インドネシアってどんな国?

東南アジア南部に位置する約18,000の島からなる国家。日本の約5倍の広さの国土を持ちます。

約300の種族が存在し、公用語はインドネシア語ですが他にも約500の言語が使用されています。

その為、島ごとに栽培環境や品種が異なり、様々なコーヒーが楽しむことが出来ます。

 

インドネシアのコーヒーの栽培環境

主な栽培品種

  • ロブスタ
 
約90%がロブスタ種です。

気候

火山によって土壌が豊かで、標高1,000m以上の高地では昼夜の寒暖差が大きいため、コーヒー栽培に適しています。

年間生産量

2020年のデータでは、773,409トンです。世界4位とても生産量が多いです。

かつては世界最大量の生産を誇っていました。

主な精製方法

 
スマトラ式は、インドネシアのスマトラ島で開発された独自の精製方法です。

インドネシアのコーヒーの現状

インドネシア 手摘み

根強い人気を誇るマンデリン

スマトラ北部で生産されたアラビカをマンデリンと呼びます。
世界的に強い人気を誇り、他のコーヒーでは味わえない風味があります。

マンデリンの特徴は以下の通り。

  • 芳醇でトロピカルな香味
  • 深いコク
  • キレのある苦み
 

中でも「SP G1」のグレードを冠するマンデリンは格別です。

約90%がロブスタ種

インドネシアで生産されるコーヒーの約90%がロブスタ種です。

昔、インドネシアでサビ病が蔓延した際、病気に強いロブスタ種へ植え替えが行われたことが大きな原因です。

ロブスタ種=苦みの強いコーヒー

コーヒーは大きく分けてアラビカ種とロブスタ種があります。

ロブスタ種は、比較的美味しさに欠ける・苦みが強い・病気に強いという特徴があります。

ブレンドで大活躍「ジャワ・ロブスタ」

生産されるロブスタ種の中でも、特に有名なのがジャワ島で生産される「ジャワ・ロブスタ」。

強い苦みと独特な香味をもち、ブレンドコーヒーのアクセント役として大活躍しています。

島ごとに異なる個性を味わえる

インドネシアは数々の島からなる国です。島によって環境や栽培品種・栽培方法が異なります。

その為、様々な個性を持ったコーヒーを味わうことが出来ます。

世界で最高級のコーヒー?「コピ・ルアク」

1杯当たり5千円以上の値段で販売される高級コーヒー「コピ・ルアク」をご存じですか?

このコーヒー、簡単に言えば、ジャコウネコの糞からできたコーヒーです。

高価で取引される理由は、以下の通り。

  • とても風味が優れている
  • そもそも数が少ないため希少
  • コピ・ルアクでしか味わえない香味を感じられる
 
なんだか、汚いイメージを持たれがちですが衛生上全く問題ありません!
珈琲好きなら、人生で一度は味わってみてほしい1杯です。

インドネシアのコーヒーのグレード

「欠点数」でグレードをつける

インドネシアでは、300g中の欠点豆数のみで格付けを行っています。

また、G1の中で特に風味が優れているものは、「SP(スペシャル)G1」と表記されます。

ナチュラルでは水分含有量最大13%ウォッシュドでは水分含有量最大12%で悪臭・カビ臭・カビ豆がないことが条件になります。

グレード 欠点豆の数
G1
0~11
G2
12~25
G3
26~44
G4a
45~60
G4b
61~80
G5
81~150
G6
151~225

インドネシアの最高グレードは「SP G1」

最高級のG1の中でも、特に風味が優れていると審査された特別なグレードです。

インドネシアのコーヒーの歴史

コーヒー

コーヒー栽培の始まり

16世紀末、森林が生い茂るインドネシアの島にコーヒーノキが持ち込まれました。

サビ病の蔓延

1900年前後にサビ病が蔓延し、絶滅寸前に追い込まれたインドネシアのコーヒー。

多くは病気に強いロブスタ種へ植え替えられました。その為、現在でもロブスタの生産量が多いわけです。

また、サビ病が蔓延する中でもスマトラ島のマンデリン族が守り抜いた在来種が「マンデリン」として現在でも根強い人気を持っています。