フランスで開発されたフレンチプレスをご存じですか?「フレンチプレス」で淹れるコーヒーの魅力や淹れ方、そのコツまでご紹介します。 目次フランスで開発された「フレンチプレス」とは?コーヒー豆の味を最大限に引き出すことができる実は、紅茶用の器具ではないフレンチプレスコーヒーの味わいコク深く飲みごたえ・甘いコーヒーオイルの香りフレンチプレスを使ったコーヒーの淹れ方1,コーヒーの粉を入れる(1人分10g)2,少しお湯をいれて30秒蒸らす3,お湯を注いで4分4,ゆっくりとプレス部分を押し切る5,美味しいコーヒーの完成!よくある質問・注意点Q,豆選びのコツはありますか?Q,焙煎度合いのおすすめはありますか?Q,豆を挽く細かさはどうすればいいですか?Q,その他になにかコツはありますか?まとめ フランスで開発された「フレンチプレス」とは? フレンチプレスは、コーヒー本来の味を引き出す道具としてフランスで開発されました。 コーヒー豆の味を最大限に引き出すことができる 金属やナイロンでできたメッシュがコーヒー豆のオイル成分をそのまま抽出します。また、ペーパードリップとは違い、お湯をコーヒーの粉に数分浸すためより多くの成分が溶け出します。そのため、コーヒー本来の味を最大限に味わうことができます。 実は、紅茶用の器具ではない なぜか日本には紅茶用の器具として入ってきたため、美味しいコーヒーを淹れられると知らない方も多いようです。 フレンチプレスコーヒーの味わい コク深く飲みごたえ・甘いコーヒーオイルの香り さらっと飲みやすい味わいではなく、コク深く個性の出た味わいに仕上がります。また、芳醇で甘い香りも魅力の一つです。そのため、コーヒー通におすすめな味わいです。 フレンチプレスを使ったコーヒーの淹れ方 1,コーヒーの粉を入れる(1人分10g) コーヒーの挽き目は中粗~粗挽き、お湯の温度は90~95度程度がおすすめ。 細かすぎるとフィルターが目詰まりしたり、過抽出(抽出しすぎ)の原因になります。 2,少しお湯をいれて30秒蒸らす 全体が湿るくらいのお湯を注ぎ蒸らします。ガスが抜けるので、抽出中に余計な雑味が出るのを防げます。 3,お湯を注いで4分 スペシャルティコーヒーのカッピングと同じ4分がおすすめです。また、お湯の量は1人分160ml程度がおすすめです。粉が沈んでしまっていたら、スプーンなどで軽くまぜてあげましょう。お湯を入れたらプレス部分をあげて蓋をしてください。 4,ゆっくりとプレス部分を押し切る フィルターがまっすぐ降りるように、ゆっくりと押し下げます。少し力がかかりますが、完全に押し切ります。 5,美味しいコーヒーの完成! プレスが完了したら完成!微粉の混入を避けるため、最後まで注ぎきらないのがコツです。ペーパーオイルでは味わえないコーヒーオイル由来のコクとうまみをお楽しみください!カップの底に微粉が残ることがあるので少し残してください。 よくある質問・注意点 Q,豆選びのコツはありますか? A,スペシャルティコーヒーがおすすめです。 フレンチプレスの特性は、豆の味をそのまま抽出できること。 良い豆を使えばその分美味しく仕上がりますが、品質の良くない豆を使うとまずくなってしまいます。 Q,焙煎度合いのおすすめはありますか? A,中深~深煎りの豆が最適です。フレンチプレスの良さは、コーヒーオイルまで抽出できるという点です。そのため、オイルを感じる深めの焙煎の豆に向いています。より違いを感じられるはずです。 Q,豆を挽く細かさはどうすればいいですか? A,中粗~粗挽きがおすすめです。浸漬式(粉をお湯に浸す抽出方式)なため、細かすぎると雑味やえぐみまで出てしまいます。また、目詰まりの原因にもなるので注意してください。 Q,その他になにかコツはありますか? A,器具やカップをあらかじめ温めておくといいですね。お湯の温度が下がると、想定よりも抽出効率が下がってしまいます。 まとめ フレンチプレスならではの、コーヒーオイルのコク深さや甘い香りは格別です。他の抽出方法では味わえない風味を楽しんでみてください。また、なんといっても淹れるのが簡単なのもメリットの一つですね。