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パプアニューギニアのコーヒーの特徴|世界一わかりやすいコーヒー解説

あまり日本では馴染みのないパプアニューギニアのコーヒーですが、ヨーロッパでは大人気な生産国です。

そんなパプアニューギニアの魅力をしれば、一度は味わってみたいとおもうはず。

今回はそんなパプアニューギニアのコーヒーに迫り紹介します。

パプアニューギニアってどんな国?

南太平洋に浮かぶ島国です。
ニューギニア島の東側がパプアニューギニア、西側はインドネシアとなっています。

「地球最後の楽園」と呼ばれ、豊かな自然に恵まれています。

また、本島だけでなく小さな島が約1万近く存在します。

コーヒーはパーム油に次ぐ第二の輸出農作物になっている。
南太平洋に浮かぶニューギニア島の中央高原一帯がコーヒー栽培の中心。

パプアニューギニアのコーヒーの栽培環境

主な栽培品種

  • ティピカ
  • ブルボン
  • アルシャ

比較的新しい産地だが、植え替えをほとんど行っていない為、樹齢数十年の古木が立ち並んでいます。

ジャマイカのブルーマウンテンの樹も持ち込まれ、栽培されています。

気候

島の中央に標高4,000mを超える山が存在します。
コーヒー栽培は標高1,500~2,000mで行われます。

パプアニューギニアの高地では「1日で1年の気候を繰り返す」といわれる程、昼夜の寒暖差が大きくコーヒー栽培に適しています。

また、火山地帯な為、土壌にミネラルが多く含まれコーヒーが良く育ちます。

(補足)なぜ寒暖差が大きいと美味しくなるのか

コーヒーは基本的に昼夜の寒暖差が大きくなると美味しくなります。

これは、温度差で豆が収縮と膨張を繰り返し、風味が凝縮される為です。

収穫時期

4月~8月に収穫されます。

ほとんどが手摘みで、完熟したチェリーのみを選別するため高品質なコーヒーを生産することが出来ます。

年間生産量

2020年のデータでは、40,980トン世界21位です。

パプアニューギニアのコーヒーの味

優しい酸味とフルーティーな味わい

パプアニューギニアのコーヒーは「優しい酸味・フルーティー・マイルドで深いコク」が定評です。

もちろん、豆の種類によっても異なるのでいろんな種類のコーヒーを飲み比べてみましょう。

深めの焙煎度がオススメ

パプアニューギニアのコーヒーは、硬質豆なので深めの焙煎度がよく合います。

より風味が引き出された1杯を是非。

パプアニューギニアのコーヒーの現状

パプアニューギニアの自然

時期や農園によって品質の差が大きい

野性味が全面に出ている時期があれば、非常にまとまった味わいの時期もある。

時期による差だけでなく、農園によっても品質の差がとても大きい。
機械化があまり進んでおらず手作業が大部分を占めることも一因となっているようです。

パプアニューギニアのコーヒーのグレード

コーヒー豆

「スクリーンサイズ」でグレードをつける

グレード スクリーンサイズ 欠点豆の数
AA
6.95mm以上
ない
A
6.75mm以上6.94mm以下
ない
B
6.55mm以上6.74mm以下
ない
AB
AとBの混ざったグレードで、Aが過半数を占めるもの
C
5.95mm以上
少量
PB
ピーベリー(丸豆)だけのもの

パプアニューギニアの最高グレードは「AA」

最上級グレードAAはよく成熟したコーヒーの実なので味が凝縮され風味が豊かです。

パプアニューギニアのコーヒーの歴史

コーヒー

コーヒー栽培の始まり

パプアニューギニアのコーヒー栽培の始まりはとても遅く、1930年頃にヨーロッパ人宣教師によってジャマイカのブルーマウンテンが持ち込まれました。

その後、1950年頃に栽培が本格化。現在有名な「シグリ農園」もこの頃に立ち上げられました。

オーストラリアから独立

1975年まではオーストラリアの統治下にあり、プランテーションにより大規模に栽培を行っていました。

しかし、1975年にオーストラリアから独立します。
その後は、プランテーションの割合が全体の12%まで減少。

小規模農家の割合が急増し、現在のパプアニューギニアコーヒーへ繋がりました。